もりぐらしアクション
【東急リゾートタウン勝浦】夕暮れのゴルフ場で里山の自然を感じる「夏休み勝浦自然観察会」開催
勝浦東急ゴルフコース
2025年8月22日(金)から24日(日)までの3日間、東急リゾートタウン勝浦(千葉県勝浦市)にある勝浦東急ゴルフコースにて、「夏休み勝浦自然観察会」を開催しました。普段はゴルフプレイヤーだけが立ち入れるコースを特別に開放し、自然保護協会に認定された自然観察指導員の案内で、参加者はゴルフコースに息づく生き物たちの世界を探検しました。どの日も晴天に恵まれ、ホテルハーヴェスト勝浦にご宿泊のお客様や近隣のご家族など、3日間で計24名の方々が参加。外来種であるキョンとの出会い、オオミズアオの美しい姿、セミが羽化する貴重な場面に遭遇するなど、驚きと発見がいっぱいの観察会となりました。

東急リゾートタウン勝浦では、芝や樹木の適切な管理を通して、生態系に配慮したゴルフ場づくりを行っています。里山としての役割も担い、豊かな自然環境が保全されている勝浦東急ゴルフコース内には、鳥や昆虫、小動物などが豊かに暮らしています。里山の景観を残すゴルフ場だからこそ体験できる生き物たちの世界。この観察会では、子どもから大人まで自然を肌で感じながら、生物多様性や外来種問題、地域の自然環境について学びを深めていただきました。

当日は16時に集合。自然観察会の概要や、注意事項を受けてからコース内を歩き始めました。潮風が吹き抜ける勝浦の丘陵地は、夏でも暑くなりにくく心地よい涼しさ。指導員さんは、そんな勝浦の地形についてのお話や、照葉樹に関する説明もしてくださいました。

歩き進めると、コース脇の林の中で木々の間をすり抜ける「キョン(外来種の小型の鹿)」が見えました。初めて見る姿に子どもたちから歓声が上がります。キョンは繁殖力が強く、千葉県を中心に増えていて、地域の生態系に影響を与えていることについて説明する指導員さん。楽しさの中にも、外来種の問題について考えたり、自然保全の大切さを実感したりする場面もありました。

観察を続けていると、淡い翡翠色の翅(はね)をもつ大型の美しい蛾「オオミズアオ」を発見。さらに、アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシなど数種類のセミや、その抜け殻もたくさん見つけました。1日目にはなんと、セミが羽化する貴重な瞬間にも立ち会うことができました。子どもたちは息をのんで観察し、羽を広げていく透明な姿に感動している様子でした。

ほかにも、トンボやバッタ、ナナフシ、トンビやノウサギなど、多彩な生き物たちとの出会いがありました。3日間を通して、にぎやかで学びの多い自然観察会となりました。

参加者からは、「たくさんの昆虫や動物を見ることができて嬉しかった」「親子で自然をじっくり見ることができた」「近くに住んでいてもゴルフ場に入ったのは初めて。観察会に参加してよかった」という声が多く寄せられました。日常のすぐそばにある自然に気付き、その豊かさを実感するひとときとなったようです。
未来の世代にもこの豊かな自然を引き継ぐため、東急リゾートタウン勝浦は、これからも地域と連携しながら、自然と人が共に生きる持続可能な取り組みを続けてまいります。
本取り組みが貢献するSDGs
東急リゾーツ&ステイは持続可能な