もりぐらしアクション

日光国立公園内那須エリアの遊歩道登山道修繕と外来種駆除を実施

小雨から晴れ間が見えた2025年7月5日(土)、日光国立公園内那須エリアにて、NATIONAL PARK SOLUTIONS (以下「NPS」という)主催で、外来種の駆除作業と遊歩道の登山道修繕が行われました。

参加された方の集合写真。

当日は、那須エリアに位置する事業所ホテルハーヴェストクラブ那須及びハンターマウンテン塩原、そして本社メンバー、一般ボランティアの方を含む、約60名が参加。

朝8時45分、活動場所の那須平和の森フィールドセンターに集合し、各自受付を済ませると、参加の証としてバンダナをいただきました。頭や腕に巻く方もいれば、リュックに巻く方などさまざま。

全員集合したところで、今回の目的や作業内容、那須平成の森の自然についてNPSの方、那須町の方、インタープリターの方より説明をいただきました。

那須平成の森の自然について説明を受けます。

那須の山々のふもとに広がる那須平成の森は、豊かな自然を維持しつつ、国民が自然に直接触れ合える場として活用するため、御用邸用地の約560haが宮内庁から環境省へ移管されました。その後、平成23年5月22日に日光国立公園として開園され、自由に森を散策したり、自然体験が楽しめる「ふれあいの森」と、環境を可能な限り守ることに力を置き、立ち入り規制をしたガイドウォーク利用専用エリアとなる「学びの森」の2つのエリアに分かれています。

自然についての学びに、参加者の方々も真剣です。

作業当日は、オオハンゴンソウというとても繁殖力の強い外来野草の駆除チームと、登山道の修繕をするチームに分かれました。その日は、作業開始30分前まで小雨が降っており、作業場所がぬかるんでいる可能性もあるため、希望者は長靴を履くなどして安全を考慮しながら作業箇所まで向かいます。

登山道の修繕チームは、腐ってしまった足元の木を新しいものに取り換えたり、歩きやすいように、新たに整備を行いました。

今回整備法として行ったのは「近自然工法」というものです。近自然工法とは、登山道の侵食など自然環境の荒廃を最小限に抑え、自然の構造と生態系を再現・復元させることを目的とした登山道整備の工法です。現地の石材や木材を主に使用し、自然の素材が育まれる環境を整え、生態系が機能するような構造物を作ります。

木の階段を整備します。
滑りやすい登山道に新たに木を設置しました。

オオハンゴンソウ駆除チームは、スコップ・軍手・ゴミ袋を持ち、遊歩道周りのエリアで早速作業開始です。オオハンゴンソウは茎が白く、葉っぱがギザギザなど他の植物と見分ける特徴を教えていただき、在来種と見分けながら駆除活動を実施。水分休憩を取りながら作業を行い、時折晴れ間も見えましたが、全体的に曇り空で暑すぎることなくスムーズに進みました。

オオハンゴンソウの駆除作業中。

作業中、ハイキングをされている方から「ご苦労さまです!」と嬉しい声をかけていただいたしりつつ、終わってみれば、昨年よりも多い80袋ほどのオオハンゴンソウの駆除ができました。

たくさんの袋一杯にオオハンゴンソウが採れました。
オオハンゴンソウの駆除チームで集合写真を撮りました。

12時になると、遊歩道の登山道修繕を行っていたチームと合流し、お弁当が支給されました。

お昼には美味しいお弁当が支給されました。

午後は10名ずつのチームに分かれ、インタープリターの説明の元、那須平成の森のガイドツアーを行っていただきました。植物の生態系の話や、木についた熊の爪痕の説明など、豊かな自然を守り続ける那須平成の森の自然内容についてお話を伺いながらガイドを受けます。

那須平成の森ガイドツアーの様子。
熊の爪痕を見て驚きです。

最後は、参加者全員で記念写真を撮り、終了です。ボランティア活動の大切さ、活動の満足感を感じていただき、皆さん笑顔が輝いていました。

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